先般のメルマガで事例を紹介しましたが、私のクライアントが
軽車両等の人身事故で3年間ほど示談が成立していない状態です。
この事故は、被害者が自転車で信号無視で交差点に進入し、発生した事故で
今日までの判例を考慮すると、被害者側に約8割の過失割合が発生します。
この事故での被害額ですが、被害者側が自転車と衣服の損害として
凡そ2万円程度。
加害者側の車両は左前方に接触した上に損傷個所が広範囲になったために
被害額が33万円でした。
被害者側・加害者側の損害の合計金額は凡そ35万円となります。
被害者側の過失割合が8割だとすると、28万円になります。
被害者は大学院生で、保険に加入していないためにこの28万円を現金で
しはらわなければいけません。
このたった28万円のために、自費で弁護士をつけて裁判になっています。
私が思うには、自費で弁護士をつけて裁判する費用があるのであれば
さっさと示談に応じればいいのですが、少しでも払いたくない!との
セコイ考えなのか、裁判になっています。
ここでもうひとつ不可解なことは、被害者側の弁護士から、この事故が発生
する前から車両が損傷していたのではないのか?
と私を指名して証人尋問を要求してきました。
被害者側の弁護士は、ちょっと間抜けで不利な発言ばかりしていましたが、
自動車事故では、加害者側・被害者側の損傷個所を写真で撮影した上に
損傷部分の位置などを測りますから、理論的には事故で損傷した個所が
証人尋問を行うことで確定してしまいます。
裁判長もあきれていました。
【裏ワザ】
すべての裁判でも同じように進めるのでしょうが、裁判所では判決を出す前に
原告と被告に和解するように妥協点を聞き出します。
今回のケースは、示談に応じる代わりに、示談書にサインする時に現金で
支払う代わりに損害賠償額を引き下げる。との和解案を示しましたが、
被告は応じるかは疑問です。
追伸
判決が出ると、資産の差し押さえが強制執行できるので、被告にとって有利な
条件は少なくなってしまいます。
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